ブログ

2023-05-01 17:35:00

時の流れ 2023。 by marunimocco

JUGEMテーマ:あしたのために。

 

政府は新型コロナウィルス感染拡大の対策を1段階緩和して

感染症法に位置付けを2類から5類に移行することを決定しました。

それにより水際対策も緩和され

人の流れも徐々に増加傾向になっています。

 

お店は…というとまだまだコロナ以前のような活気が戻るには

もうすこし時間がかかりますが

愚直にやれることをやっていこうと思います。

 

先日、千歳船橋の名所とも言うべき桜の木が地権者の方が

土地を明け渡すということで倒壊することになってしまいました。

小さい頃からずっと見ていた桜の大木。

ここにあることが当たり前で

春になると毎日通っていた場所。

「当たり前」なんて言うものはやっぱりないんだよね…。

とそばで見ていた知り合いのおばちゃんと名残惜しい気持ちで見ていました。

それにしても残念です…。

 

 

 

新型コロナウィルスの認知が一端落ち着いたところで

今年に入ってから私の周りでは新しいことにチャレンジする人や

一度今のキャリアをリセットする人たちがいました。

 

一緒のタイミングで開業したり、ヘッドハンティングされて転職したりした言わば同志たち。

私から見たら、第一線で活躍してきた尊敬する人たちが

こぞってその道を潔く離れて新たな道をまた開いていて、

先を見るスピードの速さにどこか置いて行かれている感覚さえ感じるほど。

 

そんな中、千歳船橋に私の憧れのオーナーさんのお店も4月で閉店されるとこ情報が…。

駅の反対側で営んでいらしたその方は

料理の腕が一流で野菜の使った料理は天下一品!

ワインにも造詣が深く。

そしてなにより、仕事に対して一切の妥協がなく

とても真摯に料理に向き合ってるは

正直真似ができないレベル。

 

そんな最高のお店が7年で閉店…。

「真摯に営業していればお客様があとはちゃんと判断してくれる」

そんな私の価値観というものが崩れていくようで

当初は私自身もお店を存続するか悩むほどでした。

 

「パフォーマンスが最高の状態できれいに幕を閉じる」

もしくは

「完全燃焼するまであがいてみる」

 

どちらかを選ぶかはその人次第。

 

 

だけど。

素直に同じ世界で切磋琢磨した人たちが離れていくことは

どっちの信念でも寂しいということ。

 

 

この街でMarunimoccoも今年で11年。

本当に皆様が求めているお店なのか

今一度考えさせられる出来事でした。

 

千歳船橋の桜の名所

毎日ここで写真を撮るのがお気に入りでした。


 

 

自然が破壊される光景はやっぱり悲しいなぁ・・・。

ずっと遺しておくことは難しいんだろうけど。

 

 

2023年現在の千歳船橋の風景。

この風景もいつか変わってしまうと思うと

「諸行無常」という言葉が心に響きます。